さくらサーバーを契約したから二年が経過しようとしていました
今まで何不自由なく快適に使わせてもらっていたのですが、CMSを本格的に使うようになってからどうしても管理画面等が重くなってきたのでXServerに乗り換えようかなと思ったわけです
ですが何故まださくらサーバーを継続して使っているのかを、これから同じような理由で乗り換えをしようとしている人に伝えられればなと思い書かせて頂きます
XServerの管理画面は上記のように非常にシンプルに構成されています
さくらもシンプルはシンプルなのですが、変更できるほとんどの設定が1ページで見られるので非常に使いやすいです
管理画面もそうなのですが、ドメイン設定やCMSなどのクイックインストールもさくらサーバーに比べて簡単に行うことができたのが印象的です
WordPressに関しては専用の項目もあるので、余計なプラグインを増やして重くすることなくセキュリティ面を向上させたりすることが可能です
データーベースも簡単に作成できて、なにより便利だったのが権限付与です
ユーザーごとに使えるデータベースの権限を変えるときも簡単に変更することができるので管理はし易い印象でした
さくらインターネットのサイトをみると
弊社の保守用として、システム全体のバックアップは行っております。
しかし、お客様の個々のデータについて補償するものではないため、
バックアップされたデータをお客様へ提供することはできません。
と書かれています
つまり誤って消してしまった場合にはかなりダメージを食らってしまいます
それに対してXServerではバックアップをお金を払うことでユーザーも利用することができるのです
トラブルにも迅速に対応することができますね
利点も多いし値段は上がりますがCMSが得意なサーバー
ですが、何故乗り換えなかったのかというと!
ドメインの詳細な設定が出来ない
ということです
XServerの設定は簡単に変更できたりするのですが、逆に細かい設定はさくらインターネットほど出来ない気がします
特に自分が乗り換えなかった最も大きな理由ドメイン設定のどこが嫌だったのかというと
さくらインターネットの場合
「独自ドメイン」や「サブドメイン」を好きな階層に設定できたけれどXServerは出来なかったという点です
どういうことかというと
さくらインターネットの初期アドレスが
になっています
独自ドメインを取得してルートディレクトリにドメインを設定すると個人の取得した独自ドメインなどのドメインと初期ドメイン、両方で同じサイトにアクセスできるということになります
それに対して、XServerはドメインを設定するとそのドメインの名前のフォルダが生成され、そのフォルダの中にある
の中が公開される部分のルートディレクトリになるわけです
つまり初期ドメインと独自ドメインを同じサイトに対して使えないということ!
どっちかというと自分はこの仕様は別に構いませんでした
自分が嫌だったのはサブドメインの仕様です
さくらインターネットではサブドメインもメインドメイン同様に好きな階層を自分で
設定することができます
を独自ドメインに設定して
をサブドメインに設定したり
に独自ドメインを設定して
にサブドメインを設定できたりと様々な位置付けが出来ました
ですがXServerだとサブドメインを設定すると、その独自ドメインのフォルダの中に設定したサブドメインのフォルダが生成されるだけで、全く別の階層にすることは出来ないのです
のサブドメイン「サブ.独自ドメイン.com」を取得して登録したとしても
という位置関係に強制的になってしまいます
これで何が困るのかというとサブという名前のURLは使えなくなってしまい、もしURLが被ってしまうと、どちらかのサイトが表示されないという不具合が発生しています
タグ打ちの静的サイトで作るのであれば何も問題ないのですが、動的サイトのCMSを使ってしまうと設定次第ではURLが特殊な形に自動的になったり、サブドメインのURLを使えないなどの欠点が出てきます
サイトを管理するにあたって、これは少し不便だったというところが、自分がまださくらインターネットを継続して使ってる最も大きな理由です
XServer、さくらインターネット共に稼働率が非常に高く信頼されているサーバーです
XServerのX10(一番安いプラン)とさくらのスタンダートプラン(データーベース等を扱える下から二番目に安いプラン)を良く比較されますが、値段がほぼ二倍でXServerの方が高くなっています
その分高性能ですし容量も二倍です(まず使い切ることはありませんが)、上記などの他にも優れているところは沢山ありますので、お財布と相談して自分が気に入った方のサーバーを利用されてみてはいかがでしょうか
さくらインターネットもかなりスペックが高いサーバーですので、利用目的などを考えて、適したサーバー選びをおすすめします